
次のように考えている方へ。
あの頃の状態に戻るには相当ハードな筋トレしなくちゃだよね?
筋肉にも記憶があるからすぐ戻るってよく聞くけど、本当かな?
このようなお悩みにベストな回答をします。
本記事では下記の内容について解説します。
目次
筋肉にも記憶がある?マッスルメモリーのメカニズム

筋トレをしている方やそうでない方も「マッスルメモリー」という言葉を聞いたことがあると思います。
筋肉は鍛えた時の状態を記憶しており筋トレのブランク期間が空いてもすぐに戻るという説、
ですがこれが本当なのかお話します。
筋肉は鍛えた時の状態を記憶するのは本当
マッスルメモリーは実際にあります。
例えば、アクション映画で有名なアーノルドシュワルツェネッガーは昔な超一流ボディビルダーでした。
下の画像の左側がその当時の写真ですが、今見ても筋肉の凄さが伝わりますね。
で、その右側にあるのが少し前の写真ですね。
俳優業も一回引退してからカリフォルニア州知事を務めていた頃の写真になります。
やっぱり筋トレする暇もないようでお腹がブヨブヨですね。

そして、今の状態が下の動画になります。
すごいですよね。
今、72歳なのにすごい負荷をかけて体を鍛えまくってます。
服を着てるのでわかりませんが、外から見ても筋肉が昔の頃に近づきつつあります。
マッスルメモリーが間違っていないということをシュワちゃんが体で説明してくれました。
では、そもそも筋肉はなぜつくのかを先にご説明します。
1-2.そもそも筋肉がつくということ
筋トレをすることで細胞の中のタンパク質を作る働きが活性化することで筋肉がつきます。
タンパク質を作り出すのは細胞で、もっと厳密にいうと細胞の中の遺伝子からRNAを経てタンパク質が合成されます。

細胞、特に筋繊維を構成する細胞に筋トレという刺激を与えるとタンパク質を作り出す働きが通常よりも活発となり、どんどん作られます。
これにより筋肉が肥大化します。
ですので、言い換えればこの筋繊維の細胞があればあるほど筋肉がつきやすくなるのです。
ではどうなると増え、マッスルメモリーとどういう関係があるのでしょうか?
筋肉の記憶はサテライト細胞のおかげ
マッスルメモリーの鍵を握るのはサテライト細胞です。
サテライト細胞は筋繊維の表面を覆う細胞です。
筋トレなどで筋繊維にダメージが与えられると修復するために自分自身が筋繊維の一部になります。
そのため、筋トレをするほど筋繊維を構成する細胞数が増えます。
ということは筋肉を作り出す装置がたくさんある状態とも言えます。
これらの細胞の中のタンパク質を作る機能である遺伝子は筋繊維の中にほぼ永久的に存在した状態になるので、
刺激さえあればいつでもタンパク質をたくさん作る準備ができます。
これこそがマッスルメモリーのメカニズムです。
筋繊維に刺激と筋肉の材料さえ与えさえすれば、筋肉を作り出す装置を年を取っても持ち続けている体になっています。
そのため、ブランクが空いても筋肉が昔の状態に戻りやすいというわけです。
どれぐらいのトレーニングをすればいい?

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マッスルメモリーが常に機能してくれたらすごくありがたいですよね。
事故にあって長期間入院してたけど、退院後にトレーニングをしたらすぐに戻ったとか。
こういうことができたら便利ですけど、具体的にどれぐらいトレーニングをすればいいか知りたいですよね?
マッスルメモリーを発現するために必要な期間についてお話します。
1年間トレーニングを繰り返しましょう
結論からいうと、1年ほどが目安だそうです。
正直なところ、最新の研究でもどれぐらいでトレーニングを続けたらいいかというデータはありません。
ですが、筋繊維の細胞は増えてもまたすぐに元の数まで減ってしまうそうです。
そのため、継続的に何度も繰り返しトレーニングをすることで筋繊維に細胞が定着して数を増やすことができるのです。
その一つの目安が1年なので、筋肉に記憶させたかったら1年は継続して筋トレしましょう。
どれぐらい維持できる?
上の方でも少し説明しましたが、ほぼ永久的に残ります。
といってもこちらも正確なことは分かっていないそうです。
ですが、シュワちゃん現在でも現役の頃のように高負荷な筋トレをできるということは、
70歳というおじいちゃんでもマッスルメモリーは発揮できる可能性があるということです。
今のうちにしっかりトレーニングをしておこう
おじいちゃんになっても健康的なマッチョボディになるためには若いうちからトレーニングで鍛えておくべきでしょう。
若いうちはいくら無茶なトレーニングをしてもよっぽどではない限り、すぐに治ります。
ですが、おじいちゃんになってトレーニングをしようと思っても全然経験がなかったら、
大怪我をしてそのまま逝ってしまうなんてことが考えられます。
なんでもできる今のうちに筋肉にお前は強いんだぞと覚えさておくためにも、
トレーニングを続けていきましょう。
まとめ
- 筋肉が記憶する(マッスルメモリー)というのは事実
- 筋肉が記憶するメカニズムは筋トレで増えた筋繊維の細胞というタンパク質を作り出す装置がたくさん残った状態で維持されるから
- マッスルメモリーを実現するには目安としては1年ほど繰り返しトレーニングすべき
- 若いうちにトレーニングをしておこう
筋肉が昔の状態を記憶するというのは理論的に事実であるということがわかりましたね。
突然筋トレができなくなり、筋肉が一時的に無くなってもすぐに元に戻せるよう日頃から継続的なトレーニングをしておきましょう。