
次のように考えている方へ。
皆さんは筋トレをする前後にちゃんとご飯を食べていますか?
引き締まった筋肉隆々のボディにしたいから筋トレしてプロテイン飲めばご飯なんていらないよ!
このように考えていらっしゃる方いませんか?
実は筋トレの前後でご飯をしっかり食べないとせっかくの努力が無駄になってしまうのです。
今回は筋トレの前後でご飯をしっかり食べるべき理由について解説します。
筋トレ後に糖質が足りないと筋肉が分解されてしまう

このタイトルを見て驚かれる方が多いと思いますが、これは事実です。
なぜ、筋トレの後に筋肉が分解されてしまうのかと言うと、
摂取した糖質の体内での使われ方に理由があります。
お米などの糖質を食事で摂取することで体の中で糖質はブドウ糖に変えられます。
このブドウ糖はさらに筋肉と肝臓でエネルギー源となるグリコーゲンとして備蓄されます。
肝臓のグリコーゲンは血糖値が低いと、再びブドウ糖となって血液に放出され消費されます。
一方、筋肉のグリコーゲンは肝臓のグリコーゲンとは違い、筋肉だけのエネルギー源として利用されます。
そのため、筋肉のグリコーゲンが少なくなってしまうと、
筋肉専用のエネルギーがなくなってしまうので足りない分を他で補うしかならなくなってしまいます。
では筋肉はその後どうなるかと言うと、
なんとエネルギー源として筋肉を分解してアミノ酸を消費し出します。
これでは折角つけた筋肉がなくなってしまい、努力が無駄になってしまいます。
さらに追い打ちをかけるように、
肝臓のグリコーゲンも足りなくなってしまうとこれまた筋肉を分解してエネルギーに変えようとします。
このダブルパンチがあるため、糖質を摂取する必要があるのです。
筋トレの前後に糖質を摂取しよう

具体的に防ぐ方法は簡単で筋トレを行う前と後に空腹にならないように食事をすれば良いのです。
と言っても筋トレ前にがっつりご飯を食べる必要はありません。
お腹がペコペコの状態にさえならなければ良いんです。
肝臓のグリコーゲンが足りないという合図は空腹感です。
この空腹感が筋トレ直前になければ問題がないので間食で小腹を満たしてあげれば良いのです。
また、筋トレ後もしっかり食事を取りましょう。
筋トレ後の食事はゴールデンタイムと同じくらいメリットがあるのです。
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運動をした後に糖質を摂取すると血糖値が上昇します。
この血糖値が上昇した状態が続かないように膵臓からインスリンが分泌され、血糖値を下げようとします。
このインスリンは血糖値を下げるだけでなく、筋肉にアミノ酸を送り込む働きも持っているのです。
そのため、糖質と一緒にタンパク質(アミノ酸)を摂取するとインスリンが分泌されて筋肉の素であるアミノ酸が供給されるようになるので、
筋肉がより作られすくなります。
さらに、糖質を摂取すると足りなくなった筋肉のグリコーゲンも補充されるので、分解も抑制されてダブルの効果が期待できます。
このように筋トレの前後では糖質がいかに重要かがお分かり頂けたかと思います。
まとめ
筋トレ後では足りなくなった筋肉のグリコーゲンの代わりに筋肉を分解してしまいます。
そうならないためには、空腹にならないように間食で小腹を満たしてあげる必要があります。
逆に筋トレ後に糖質とタンパク質を摂取してあげると、
インスリンのアミノ酸を筋肉に供給する効果で筋肉を作る働きと筋肉のグリコーゲンを補充して分解を抑制する。
筋肉を効率よくつけたければ、筋トレ後に食事をしっかり取るようにしましょう。